Company

会社概要

経営理念

私たちは、建具を「部材」とは捉えません。
空間の質を決定づける“境界”であり、光と影、時間、気配を制御する装置であると考えています。

秋田の風土に育まれた木と向き合い、その物性と対話しながら、
素材・構法・納まりのすべてにおいて必然性のあるものづくりを追求します。

装飾ではなく構成としての美
主張ではなく関係性としての存在

日本の伝統建具に内在する美意識を再解釈し、現代建築の文脈の中で更新し続けます。

設計者の思想に深く応答し、ときにそれを超える精度で具現化すること。
その積み重ねによって、空間の価値を一段引き上げる存在であり続けることを使命とします。

行動指針

  1. 境界を設計する

    建具を単なる開閉体としてではなく、空間の連続性・分節・透過性を設計する要素として捉える。

  2. 素材と対話する

    木の個性や癖を制御対象ではなく前提条件とし、その最適解を導き出す。

  3. 納まりで語る

    ディテールこそが思想の表出であると捉え、見えない部分まで精度を徹底する。

  4. 光と影を扱う

    建具を通して生まれる陰影・反射・透過を設計し、空間の質感を高める。

  5. 意図に応答する

    図面の背後にある設計者の意図を読み取り、言語化されていない要求にまで踏み込む。

  6. 過剰を削ぎ落とす

    必要な要素のみで成立させることで、空間との関係性を純度高く保つ。

  7. 更新し続ける

    伝統を固定化せず、現代の技術・素材・要請と結びつけながら再構築する。

会社情報

会社名株式会社 大栄木工
創業1947年5月10日
株式会社設立1980年1月5日
代表者代表取締役 能登 一志
本社・工場〒016-0122
秋田県能代市扇田字扇渕12-2(能代工業団地内)
TEL・FAXTEL:0185-58-3400
FAX:0185-58-3402
従業員数40名
許可番号秋田県知事(般2)第7980号
取扱製品木製防火戸・木製一般ドア・和風建具
業務内容木製建具の設計、製造、販売、取付工事請負
取扱製品木製建具全般、木製防火戸、組子細工、フラッシュ戸

沿革

1947年5月10日能代市清助町で能登榮一が大榮木工所を創業、小割材の製造を開始。
1949年大榮木工に改名。戦後復興住宅向け「規格建具」の製造、販売を始める。
1989年東能代工業団地に進出、新社屋竣工。能登康成が2代目代表取締役に就任。
1996年乙種木製防火戸(20分耐火)の国交大臣認定取得に成功。
翌年には甲種木製防火戸(60分)の認定取得にも成功、販売開始。
2008年シンガポール進出。現地法人ダイエイシンガポール設立。
英国マンチェスター試験場にて60分耐火のBS防火戸認定取得。
2009年シンガポールにて60分耐火の防火戸認定取得。
2013年能登一志が3代目代表取締役社長に就任。
2014年シンガポールにて2時間耐火の木製防火戸認定取得。
2015年文化財修復、組子細工の製造販売開始。

ごあいさつ

私たちのふるさとである秋田県能代市は、かつて東洋一の「木都」と称され、樹齢200年を超える天然秋田杉をはじめとする豊かな森林資源と、それらを活かす高度な加工技術が集積した地として発展してきました。1947年、私たちはこの地に創業し、その風土とともに歩みを重ねてまいりました。

北国の厳しい寒冷な気候のもとで育つ秋田杉は、年輪をゆっくりと刻みながら、緻密で美しい木目と優れた建築性能を備えます。その姿は、自然と向き合い、時間をかけて本質的な価値を育むことの大切さを私たちに教えてくれます。

私たちは、この秋田杉の精神に学び、いかなる時代や環境の変化においても揺らぐことなく、誠実に、そして柔軟にものづくりに向き合います。目先の効率や合理性だけにとらわれることなく、素材の声に耳を澄まし、職人の技と感性を磨き続けることで、真に価値ある木製建具を創出してまいります。

また、私たちは単に建具を製作する企業ではなく、日本の文化と美意識を受け継ぎ、次世代へとつなぐ存在であると考えています。和室に差し込む柔らかな光と影、その繊細な陰影が生み出す静謐な空間は、日本人が培ってきた美の本質そのものです。

この美意識と技術を、時代や国境を越えて世界へと発信し、人々の暮らしに豊かさと安らぎをもたらすこと。それこそが私たちの使命です。

代表取締役社長 能登 一志